飼い主をただ待つという調教
ご主人様はおっしゃいました。
鞭、縄、バイブ、浣腸、蝋燭とか、
身体に直接アプローチするSM もあるけれど。
静かな、心に問いかける調教だってあるだろうと。。。
いつ来るかわからないご主人様を、玄関で四つん這いでじっと待ちます。
首輪のチェーンが動くたびに、シャランと乾いた音を立てました。
この音が、すき。
全裸で首輪で繋がれ、犬のようにひたすら待ち続けます。
ご主人様の命令により、許されるまで待ち続けながら、
マゾヒズムの被虐に身体と心を濡らしました。。。
何もされない、ただ待つだけなのに。。
あつく、火照る。。。
それでも勝手にいくことも、自分で慰めることも禁じられているから。
時間と身体を持て余し、悶々とする中、ご主人様のことを思います。
玄関をぼんやりみつめ、廊下に響く足音に耳を澄ます。。。
性の奴隷として、マゾとして躾けられている自分が、愛しい。
みじめな私は哀しくて、せつない
でも心はほっと、安らいでいる。。。
放置というしつけ。
胸縄、後手、股縄に、足もきつく縛られ、
ひんやりとした床に横たえさせられました。
いつもの黄色い砂時計。
サラサラと落ちてゆく、砂の音すら聞こえてきそう。
恋しくて、寂しい。。。
股縄のあまい刺激に翻弄されて、身体をよじると、
子宮の奥まで躾けられ、変化した心と身体に気づかされます。
放置されるとき、Mの自分とひたすら向き合うから、肉の奴隷として、
所有、飼育される悦びや、強くなる服従心。
飼い主がいないと、何もできない立場なんだと思い知りました。
快感すら与えてもらわなければ、手に入れられない。。。
私はご主人様の操り人形のようです。
ほんの少しの快楽を与えられたまま、放置
電マをあてがわれました。
モゾモゾしながら、制御できずに達してしまい、
飼い主に見てもらえない絶頂は寂しいなあと思いました。
ご主人様がやっと側に来てくれると、よしよし、いい子だね、と
お腹や髪に触ってもらえて、心の中で誓いました。
これからも、素直で従順な女でいます。
ご主人様に、誠心誠意尽くします。と。。
寂しかったかと、ご主人様は私を胸に抱いて下さいました。
いい匂いにほっとして、安心して涙を流すことができます。
奴隷はあまいなぁって思いました。。。
