ふかい海のように
結婚式のあと、浜辺で肩を並べ凪いでる海を眺めました。
波の煌めきが、今の私と、ご主人様の心みたいで。。。
柔らかな感情に包まれていました。
虹色のシャボン玉が飛んできてぱちんと弾けました。
雀が砂浴びをしていて、かわいい。
しあわせ。。。
おにぎりをかじって、ぽつりぽつりと話します。
言葉なんかいらないなぁ。
ご主人様の瞳が、ひときわ優しく感じて人目も気にせず泣き出しそうになりました。
French Restaurant AUXAMIS
記念日だから、とすてきなフレンチを予約してくださいました。
宝石みたいな色とりどりのお料理は、どれも本当に美味しくて。
旬の野菜をふんだんに使ったお料理に目が奪われます。
どれも美味しいね、ご主人様もにこにこされていて、それが何よりのご馳走です。
デザートに、シェフからのお祝いのメッセージが添えられていて、心のこもったもてなしに感動しました。
私の身体にあわない食材は一切使わずにメニューを考えてくださり、快く迎えてくれて、すてきなひとときを過ごせました。
夜の街はしっとりとしていて、ビルの谷間に三日月がのぞいていました。
腕を組んで歩くと、普通の恋人か夫婦に見えるんだろうなあ。
ご主人様と奴隷です。
この方の奴隷として、隣を歩けること、足もとにいられることが誇らしいです。
見えない首輪と鎖で繋がれて、けして離れ離れになることがないよう、深い絆で結ばれています。
主従の契り。
永遠に、ご主人様だけのものです。
股縄の花嫁
小さなベッドの端が充分なほど余りました。
ぎゅっとくっつくと、髭がおでこにちくりとして、それがいつも幸せでした。
大きなあたたかい胸は私のふるさとみたい。
息もできない程抱きしめられて、このまま死んでしまってもかまわないと思いました。
“I GIVE MY ALL”
クッキーに書いた誓いの言葉。
わたしのすべてを捧げ、ご主人様に忠誠を尽くします。
添えた手紙に目を潤ませるご主人様を見て、私もまた涙がこぼれました。
奴隷の誓いをしたとき、「俺にとって最後の奴隷で、おまえにとっては最初で最後の主だ」とおっしゃいました。
こくり、と頷くしかできなかったあの日から、ただただ必死にご主人様を追いかけてきました。
私のすべてだと思いました。
そっと解かれた証の股縄が、愛おしく濡れています。
ウェディングドレスの下でも。。。
奴隷の証として、縄で封じられていました。
われ目に舌の愛情を受けたとき、ご褒美のそれよりも、ご主人様からの愛を感じました。
何度も官能的な瞬間を迎えて、身体が宙をまいます。
ふと、横を見ると、鏡に幸せに泣き崩れるおんなが写っていました。。。
感謝の気持ちを込めて…
ふたりだけの、ささやかな結婚式のつもりが、Twitterのフォロワーさんからたくさんお祝いしていただけて
「二人だけじゃないみたいだね。。。」と、ご主人様と感動しました。
写真を見て、今まで応援してくれてた方がまるで自分のことのように喜んで下さったり、涙してくれたり。。。
式の前、私の緊張をほぐすような言葉をかけてくれたり、お祝いのメッセージを送ってもらえて嬉しかったです。
私のブログを全部読んでくれて、主従の世界に足を踏み入れたM女さん、
拙い日記に、奴隷への憧れを抱く方。。。
いつもあたたかい目で見守って、支えてくれて本当にありがとうございます。
すずらんを見るたびに、たくさんの祝福を思いだします。。。