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M女日記

ご主人様と結婚しました。純白に包まれて。。。

投稿日:2023-07-02 更新日:

 

結婚式を終え、今朝は晴れやかな気分で目ざめました。

ベランダであじさいが風に揺れてそよいでる。。。

 

純白に包まれて

 

海の見えるチャペルの窓からきらめく光がさしこんでいて、祝福されているようで嬉しくなりました。

 

ふんわりと髪を結ってもらい、淡いメイクをし、ウェディングドレスを着付けてもらうと

お姫様みたいなティアラとヴェールを載せてもらえました。

感動して、涙が出そうになるのをぐっとこらえました。。。

 

ご主人様のお支度も済んで、カーテンがあけられたとき、恥ずかしくてなかなか目を合わせられません。

渋くてすてき。。。

 

ご主人様はなんにもおっしゃらず、優しい眼差しで私を見ておられました。

ほんのすこし、目をうるませて。。。

 

誓いのことばを練習したとき、想いが溢れて声につまりました。

せっかくきれいにお化粧してもらったのに、涙が止まらなくて。。。

 

「大丈夫大丈夫。本番までとっておきなさい。」と腰を抱き寄せて下さり

「おまえ、絶対泣いちゃうと思ったから、ドレス姿もきれいだぞって言わなかったんだよ。」とあかされ、胸がいっぱいになりました。

 

ご主人様は、なんでもお見通しなんだなぁ。。。

思いやりがうれしくて、また涙が溢れるのをどうしていいかわかりませんでした。

 

 

 

主従婚

 

チャペルの重厚な扉が開けられたとき、「いくぞ」とご主人様がゆっくりエスコートして下さいました。

海を見ながら、二人で歩幅をそろえて歩くと、また涙がこみ上げてきます。。。

 

ヴェールをそっと上げてくださり、おくれ毛を撫でられました。

高鳴る胸の鼓動が聞こえてしまいそう。

 

口づけを交わすと、ぎゅうっと抱きしめてくれました。

 

サイレントウィッシュという、目を瞑って、手を重ね合わせ

これまでのことを思い出す時間がありました。

 

ご主人様もきっと同じことを想われていたでしょう。

 

はじめて出逢った日のこと

奴隷の誓いをしたときのこと。。。

 

鼻をすすると、ご主人様が手を握ってくれたから、私もその手を握り返しました。

 

今なら、ご主人様の心がなんでもわかるような気がしました。

 

 

奴隷妻

 

“これまでと変わらないけれど、おまえにウェディングドレスを着せてやりたかった。式をして、喜ばせたかった、ただそれだけだよ。。。”

 

夢のようなひととし、夢が現実に変わった思い出に残るすてきな一日となりました。

 

“生まれ変わったらご主人様のお嫁さんにしてください”

昔、密かに胸に抱いていた口にできなかった憧れ。

 

「こどもたちが大きくなったら、俺のそばに来なさい」

「はい、ご主人様」

時が止まったかと思うほど嬉しくて、言葉を失ったけど、何度も頷いて泣きました。

 

“こどもを傷つけちゃいけない、俺は待てるよ”

 

ご主人様、こんな私を貰ってくださって、ありがとうございます。。。

 

 

真心

 

ウェディングドレスも、おそろいの指輪も、式も、なにもかも嬉しかったけど

 

なによりも嬉しかったのは、ご主人様の真心です。

 

わたしのために。。。

奴隷のために。。。

 

涙を拭ってくれて、大好きなはにかんだ顔をして

頭をくしゃくしゃと撫でてくれました。

 

今日のこの気持ちを忘れません。

 

生涯ご主人様に、妻として、奴隷としてお仕えし、そばでお支えします。

 

いつまでも素直で、従順な女でいることを誓います。

 

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