主従婚
生まれ変わったら、ご主人様のお嫁さんになりたいな。。。
そう思っていたとき、ご主人様が、子どもが大きくなったら俺のそばに来なさい、と言って下さいました。
そんな私に、ご主人様はウエディングドレスを着させてくれて、指輪をはめてくれました。
おそろいの指輪。
ご主人様の身体に、私達の証があることがうれしい。
きらめくたびに、心が揺れる。
ご主人様は、「薬指のリングは俺にとってスピリチュアルだ。命の力が少しずつ戻ってきた。
美雨は俺にとっての精霊だと、俺は思う。
宇宙が与えてくれた、温かい思いや、 強さや、忘れかけていた思いを、思いださせてくれた。俺は孤独じゃない。」とおっしゃいました。
誓い
海の見えるチャペルで、ふたりだけで結婚式をあげました。
眩い光の祝福をうけて、ご主人様の優しい瞳に見守られながら。
夢のようなすてきな一日でした。
ウエディングドレスの下の股縄が、自分の立場を思い出させました。。。
花嫁だけど、奴隷です。
檻
檻の中、閉じ込められているんじゃなくて、護られています。
ご主人様の愛情に。
ここにいると、心が安堵するのです。
世間のくだらない常識や非常識など、ここでは通用しないのです。
私を動かせるのは、ご主人様の命令だけです。
私の答えは、ご主人様がもっています。
ご主人様がイエスと言えば、イエスだし
ご主人様がノーと言えば、ノーなのです。
檻の中から見上げるご主人様は、尊い。。。
幼くよわい自分を赦し、抱きしめて
もうひとりの私。
マゾヒズムを抱え、支配という愛を待ち焦がれていた私。
弱いから、さみしがりやで、泣き虫で、強いものに縋り、あまえたい。
強がって、肩ひじはって生きてきた。
服を着ているときは。
誰もが、そんな私の向こう側にいる本当の私の心の扉を開こうとしなかった。
誰も支配しようとしなかった。
私は、こんなにも強く望んでいたのに。。。
ずっと孤独で、誰にもわかってもらえないまま死んでいくんだなあと思っていたんだった。
ご主人様に所有、管理、支配されたことで、私はやっと安心して生きることができました。
宙ぶらりんだったマゾの心は調教され、奴隷として躾けられ、ご主人様好みの色に染められました。
悦びに心も身体も震え、あまくせつない感情に癒やされました。
ご主人様の奴隷として
妻として
生涯お仕えすることを誓います。