性奴隷だからしてもらえる、お仕置き
「哀しい目だね…、マゾの性だ…」
ご主人様が静かな声で仰いました
私はこれから罰を受けます…
拘束されると、自由になる心
お仕置きの時に括られる縄はいつもより厳しく
肌がきゅっと引き攣るような緊張感がありました
上体を倒し頭をつけて、
ご主人様に捧げるようにお尻を高く持ち上げたまま
鞭を受けました
普通の人には屈辱的にしか感じられない格好にこそ
私の悦びがありました
ご褒美の鞭は、とろんと蕩けるような、
身体の奥がむずむずとする刺激があるのに
罰の鞭は厳しく渇いた音と、鋭い痛みがしました
お尻がヒリヒリして、私は悪いことをしてしまったんだ、と自覚し
ごめんなさい、お赦しください
もうしません…と言いました
でも、まだ赦してはもらえません
お尻が紅くなるまで打つぞ、と言われ
ゾクゾクとして、ご主人様に甘えたくなってしまいました
もっと、鞭をください…
あぁ…なんて恥ずかしいんだろう…
心の中で呟いて、自分がとても淫猥に感じました…
ご主人様に責められて、たまらなくて…
だから、いってしまっただけなのに、
奴隷だから、いくときもご主人様の許可が必要で
頭ではわかっていたけれど
身体が言うことをきかなくて、いってしまって
快感の余韻で泳ぐ身体と相反して
心は、いけないことをしてしまったと、ざわついていました
大人になってから、叱られることなんて滅多にないのに
お仕置きを受ける自分…
一糸纏わぬ姿で身体の自由を奪われ、
恥ずかしい格好をしながら鞭で打たれ、
感じてしまう自分…
哀しくて、せつないけれど
お仕置きしてもらえると、ご主人様の手の内で生かされてる、
護られている感じがして、安堵します
素直な女になります、もうしません…と誓いながら、
もっと、ご主人様に厳しくお仕置きされたい、と望む私もいる…
でも、棄てられたくないから
素直で従順なペットでいます…
飴と鞭
1,2,3,4…と
鞭で打たれる数を声に出して数えるよう言われました
10まで数えると、やっと赦してもらえました
お尻に熱を持っているのが自分でもわかるほどで
こんなになるまで叩いてもらえて
お仕置きして下さって
ありがとうございます…って思いました
お仕置きのあとは
ご主人様への服従心がうんと強くなります
なんでも言うことを聞きます、どんな命令にも逆らいません…
紅くなっちゃったね、痛かった？とお尻を撫でられたから
私は思いっきり甘えて、ご主人様の胸に頭を預け泣きました…
お仕置きのあと、ご主人様はうんと優しくして下さいます
小さな子どもでも見るような目で
私を見つめて、髪や肩を撫でてくださり、せつない、せつない…と囁きました
厳しい言葉と眼差しをされるご主人様のことも大好きですが
包み込むような優しい目のご主人様も好きです
翻弄されるようでした
ローターで虐められて、何度も甘えました…
こうして私の心と身体はしつけられ、管理され、
ご主人様好みのマゾ奴隷にしたてあげられてゆきます
「つまり、おまえは俺の作品なんだよ」
ご主人様は仰いました
身体の芯から熱くなるような言葉です
お慕いするご主人様が恥ずかしい思いをしないような
性奴隷になることを誓います
