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M女日記

主従恋愛 婚外恋愛 時には恋人のように

投稿日:2021-11-04 更新日:

満月の公園 ご主人様からの贈り物

「少し酔ったね、気持ちいいから散歩しよう」

ご主人様が肩を抱き寄せてくれました

ドキドキしました

 

こんな風に男の人に肩を抱かれるような恋はしてこなかったから

護られているみたいで、ほっとして肩に頭をもたげて甘えてしまいます

街行く人に、恋人同士だと見られるのかな…

私はこのひとの奴隷です…

 

せつなく、でも

どこか誇らしいようなくすぐったい気持ちでした

 

 

うらぶれた街も、殺伐とした灰色のビルとか

見慣れた何もかもに彩りを感じられたのは、

ご主人様とふたりでいるからなのでしょう

 

ぽつりぽつりと言葉を交わしながら歩きます

 

ご主人様の顔をそっと見上げてみました

ほんのり赤く染まった頬とか

優しく微笑む目や口元を見て

私も口元が緩みました

 

なに?

そう聞かれても…
なんでもありません…

としか答えられないこの気持ち

 

言葉にできない幸せに包まれて

うまく伝えられないかわりに

さっきよりも強く腕を絡めて頬をすりよせました

 

暗い公園の空を見上げたら、ぽつりぽつりと星があって

ひときわ輝く満月が見えました

 

地面に服が汚れるのも気にせず座りこんでご主人様に寄り添うと

なんだか学生の頃みたいだなぁと思いながら

甘えさせてもらえる幸せを噛み締めます

 

 

命じられた通り、木に背中をあずけ頭の後ろに腕を組みました

髪を撫でられ、無造作に束ねたところを
きゅっと引っ張られる感じが

堪らなく厭らしい気分になりました

 

とろんとした気分で、魔法にでもかかったみたいだなと思っていたら

「なんにもしなくていいから」と

あまい声で命令され、

夢みたいなキスをして下さいました

 

その時のことが未だに忘れられなくて

 

あぁ、もう死んでもいいな…
そう思いました

 

ご主人様との距離感

「おまえといるとなんかホッとして、だらんとしちゃうんだよね」

ご主人様の何気ない言葉に嬉しくなりました

 

目を閉じてリラックスされていました

職人さんだから体力も使うし、

神経も張りつめた中でお仕事しているんだろうな…

せめて私といる時だけは、気をつかわずにゆっくりなさって下さいね

 

腰や背中をマッサージして差し上げると

「癒しの手だね、あったかくて気持ちいい」と仰って

身体の力が抜けていくのを感じました

少しでも楽になりますように…と願いを込めて

 

 

 

こんな風に “ふつう” に過ごすことも幸せです

ふつうの中でも主従であり
ご主人様と奴隷です

 

海に凪いでいる時と、荒れた時、自由に形をかえ様々な表情がありどれも美しい

主従にも同じことが言えると思いました

いろんな状態があり、お互いいろんな表情を見せ合う

そのどれもが愛おしいです…

 

そんな素敵を教えて下さったのは

ご主人様です

 

ご主人様から感じる色々 奴隷の願い

ご主人様はお酒を飲むと

宇宙やヨガ、愛についてなど

今まで誰も教えてくれなかった
私の知りたかったことで、

そのお話をきくのは大好きです

 

それとは別にご主人様のされるお話には
キーポイントとなる幾つかの言葉があり

それはご主人様の人生や感情を形成する上で

欠かせないものなのだろうなと思いました

 

 

ちょっと寂しげな目をしたり

何気ない仕草とか雰囲気から

言葉にはしないいろんなものを感じます

 

胸が締め付けられるように痛むこともありました

 

幸せになって…
そう願ってるけど

 

ご主人様は自分のことよりも、人の幸せを考えて生きてこられたから

 

すごく男らしいし、そういうところがかっこいいんだけど

自分のことを犠牲にしないで、自分にも優しく大切にして欲しいです

 

でも、できなかったらそれで自分を責めないで下さい

 

それは、私がご主人様にして差し上げられることだからです

 

なに言ってるのって笑われちゃうかもしれないけど

私は奴隷だから

ご主人様のことを幸せにしたい…って真剣に思ってます

 

 

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