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M女日記

主従恋愛の絆 M女日記 ご主人様に仕えるマゾ奴隷として

投稿日:2022-01-12 更新日:

支配するもの、支配されるもの

 

これまで、私は
ソファかベッドに並んで腰掛けていました

それが普通だと思っていたからです

 

今は

飼い主の足元で、正座

 

挨拶をするときは額を床に擦り付けて土下座をします

一糸纏わぬ姿に、首輪をはめ、厳つい鎖で繋がれ

飼い主の前では、私は命令通りにしか動けません

ご主人様に見つめられると、ドキドキして身体が動かなくなってしまいます

 

 

 

「私はご主人様の性の玩具です...」

「ご主人様のお好きなようにお使いください...」

 

頭がぼうっとしてきて、身体は熱くなりました

官能の香りに酔いしれます

ご主人様のあの眼で
見下ろされるのがたまりません...

身体がとろりと溶けていって、形を無くしてしまいそう

 

自分の意思など、もはや必要ありませんでした…

 

完全な上下関係
支配と従属…

主従こそ、私の求めている愛の形でした

ずっと望んでいたのに
誰も気付いてくれなくて

お姫様みたいに扱われても
心の奥まで満たされなくて

淋しくて、空っぽで表面的

簡単に上書き保存されてしまう、薄っぺらい記憶みたい

 

孤独と隣り合わせで、心が渇きそうでした

 

土下座で奴隷の誓いをしたり
お座りでご飯を与えられるのを待つのも
四つん這いで犬食いするのも

普通の人からすると、惨めったらしいようなことだけど

私の心は満たされ、自分の立場を感じるたびに子宮が疼きました…

 

奴隷になる前はこういうところを思い浮かべても
そんなに興奮しませんでした

 

なのに

ご主人様の足元でさせてもらうと
心と身体がざわめいて、せつない悦びにいつも涙が溢れました

 

この人のものになって良かった...

私を飼ってくださってありがとうございます、って

気持ちでいっぱいになりました

 

 

首輪の似合う私に変えられていく...

 

ご主人様はソファに座り、私のいれたコーヒーを飲んでいました

 

私よりもうんと年上で、いろんな経験をされてきて、

知的で、優しく、愛で生きてるご主人様はとてもすてきで尊敬しています

 

そっと横顔を盗み見て、かっこいいな、と思いながら

正座して、次の命令がいただけるのを静かに待ちます

 

四つん這いになりなさいと言われ、お尻を向けると

ご主人様が私の背に足を乗せられました…

 

呼吸が乱れるほど、感じました

 

私はこの人よりも完全に下の存在なんだ、と心に刻まれるようで

たまらないし、もっとご主人様だけの私になりたいと思いました

 

私は俯きながら悦びを嚙み締めました

鞭で打たれるのが嬉しくて...

 

調教され、私はどんどん変わっていきました

鞭も、頬を叩かれるのもはじめは怖かったのに、うっとりします

 

犬芸も、ただただ必死でこなしていた頃とは違う

服従することの心地好さを感じる、せつない悦びがありました

 

でも、変わったのは私だけではなく、ご主人様もです

 

 

癒されていく心

 

ご主人様が潔くて男らしいのはもともとだけど、

近頃とても堂々とされていてかっこいいです

いつも寂し気で、孤独を感じるような目をしていたけど

出会ったころよりも、表情が優しくなって、笑っている時が多くなりました

 

いつも自分に厳しく、自分を戒め、とても苦しそうで、

見ている私も辛くなるほどだったけれど

前よりもそう感じることが少なくなりました

 

自分が自分であることを大切にしようとしているのが伝わってきて

私もそうしようと思うようになりました

 

“おまえと生きていくと決めたから、もう孤独じゃない” と仰いました

私は、ご主人様のような方から

こんな素敵な言葉をもらえて、胸がいっぱいになりました

 

私も、もう孤独じゃありません

寂しくありません、ご主人様がいるから、心が強くなりました

 

これからは私がずっと一緒にいますから

もう今までのように誰かのためにだけでなく、自分のためにも生きてください

やりたいことを実現してください

 

もう独りじゃないから、肩の荷をおろしてもいいころだと思います

今までの張りつめていた感情を、少しづつ緩めても、大丈夫です…

 

自然体でいられるとき、ご主人様がみんなに伝えたいことは

きっと勝手に伝わるはずです...

 

ご主人様が私のことをいつも大切に考えてくださるように、

私もあなたのことを宝物のように、大切に思っています

 

 

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