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M女日記

SMパートナーと出会えて叶った ご主人様に虐められたい願望 

投稿日:2021-12-04 更新日:

管理され所有される悦び

ご主人様がこちらに用事でいらっしゃる時は
いつも私のところへ寄って下さいます

それが嬉しくて、うきうきしながら
ご飯はなにを作ろうかな…って考えて

 

 

その日は、ポテトサラダとオニオンスープを沢山作りました

そういう時間が幸せで
ご主人様と離れていても
私は管理されている、所有されるものとして心は安らいでいました

 

特別なことば

今までは、家族の中にいてもゆらゆらと揺れては
一吹きすれば消えてしまいそうな灯火みたいに
孤独と不安に苛まれて
寂しくて上手く立っていられませんでした

私は家族をもったとき、マゾの自分を本気で諦めました
その時、絶対諦められると思ったのに…

妻となり母親となれば
そんなこと忘れられるだろう、とたかをくくっていました

それどころか
その思いはむくむくと膨れ上がり
強くなる一方で
それはやがて、孤独、不安、寂しさ、苛立ちに変わり
辛くて生きてらんない…とまで思いつめました

たかが、M性で…?

と、自分で自分に問いかけたけど

それだけ私のマゾヒズムは深いのだな、
と思い知ることにもなりました

というか、
あそこまで絶望的に悩み、追い詰められたからこそ
決意ができたんだと思います
SMの世界へ足を踏み入れることに

苦しい時間があったからこそ、
ご主人様に出会えたんだと思ってます

そういう私が、今感じる心の安らぎは
大人になってから、はじめて得た“ ほんとの安らぎ ”でした

『ごしゅじんさま』
という言葉は、私にとってどんな言葉よりも特別で
どんな言葉よりも尊い

これまで他所で夫を呼ぶときに、
“主人”と言っていたけど
もうやめました

違和感を感じたし、この神聖な言葉は
ご主人様以外に使うのは
あり得ないと思いました

私の主人は、ご主人様だけです

 

指輪か、首輪か

茹でたてのじゃがいもを潰しながら
会いたいな…と思いました

なにやってるかな…
お仕事中だろうから、仲良しのおばあちゃんの話に
耳を傾けながら笑ってるのかな…

離れているとき、恋しいと思うと股縄の部分が疼きました

それで、また管理される悦びにあまくせつなくなりました

こういう自分の姿は
妄想ではあったけど、現実になることはないと思ってたから
夢が叶いました

生まれ変わったら
ご主人様のお嫁さんになりたいな…

そう思っていたら
ご主人様が、子どもが大きくなったら俺の側に来なさい、と言って下さいました

夢みたいな命令に
一瞬ときが止まったかと思いました

嬉しかった…
すごく嬉しくて、泣きました…

私にとって
首輪を嵌めてもらえたことは
婚約指輪を貰うよりも遥かに重く、尊いことでした

神様の前で言った結婚の誓いよりも

ご主人様の足もとに土下座でした、奴隷の誓いの方が
比べようもないほど
心が震えて、胸があつくなりました

ご主人様からのメールに
“今の家族と、いまは幸せになりなさい…”
と書いてありました

それを読んで、心の音が聞こえました

私の人生が動き出す音

 

奴隷にしてもらえて良かった…

ご主人様が来てくださって
私は汲み上げる嬉しさを抑えるのに必死でした

淹れたてのコーヒーを飲みながら
ご主人様がお仕事をし始めたころのお話しを聞きました
それが、とっても面白くておなかを抱えて笑いました

“そういう生き方しかできないから”と仰るけど
そういう生き方をしてこられたご主人様は
最高にかっこいいです

目があって、
ほんの少し見つめ合ったら
首輪を嵌めてもらえました

いつも、いつも
この瞬間に感動して涙が滲みます

ピンク色のリードを曳かれると
首が引っ張られて、
飼われている自分にリアリティが増して
またうっとりとします

寒かったから、もこもこのセーターを着ていたら
服の上から縛られました

仰向けに寝転がって
日常の私ごと拘束されて
素肌に触れてもらえないもどかしさと
縄の跡が残らない寂しさを感じました

「ほんとに哀しげな顔するようになったな…」
ぽつりとご主人様が仰いました

あぁ…
せつないです…

柔らかい筆と
ご主人様のあついものに
私の心も身体もとけてなくなりました…

 

 

 

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