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M女調教日記

SM調教 お仕置きのあとの飴

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時計の音と、外の街の音が遠くに聞こえていた。

かすかな喘ぎにだけ耳を傾けていた。

赦してくださいとか、もうしませんとかの言葉を何度も繰り返し、その先にある静かさ、諦めたような、どこかほっこりする時間が好きだ。

 

服従のポーズ

 

厳しく後手、M字。

ベッドの上で震えている。

足の間に座り、熟練の職人のように指を動かし筆を使った。

追い上げ、徹底的に焦らしたあとの静かな時間だ。

体の力はもう抜けていた。

わずかな羞恥だけで、諦めたように横を向いていて、私をときおりそっと見て、目が合うとそらした。

筆のねぶりを続けていたから、その動きにただうっくり、たうたうように呼応して体が蠢くだけだった。

 

アリの門渡りを筆先でなぞるのを繰り返していた。

指先で膨らんだ女の外側をさする。

優しく顔をだした豆にはなにもしない。

 

体を捧げますという、仰向けのちんちんの姿勢で縛っていた。

服従の、屈服の、恭順のポーズだ。

愛しくなり、ふたりだけで、いつもの逡巡や過去が自然にわかった。

赤い箸で家族に囲まれてご飯を食べていた幼い頃を思った。

ウエルカムと生まれてきて、祝福され、大切にされた自分が今、奴隷として体をさらけだしている。

次に向かうためのステップで、奴隷に墜ちることは平安で、癒される。

それでもいつまでもそこにとどまっていてはいけないと、どこかで思いながら、被虐の魔力に翻弄されている様がいい。

どこまでも妖艶ではかなく、かわいらしくいじらしく、女だ。

 

どこまでも追い上げられるのはしつけだと知っていたし、そうされる自分をはかなく哀しく感じていた。

弱い自分は主のもので、主だけが自分のすべてを知っている。

うわっつらの社会の中での辛さを、ひととき忘れようとしていた。

奴隷として体をさしだす時間を大切にしていた。

裸で縛られ、誰にもみせない自分を捧げながら、癒そうとしていて、ふだんを頑張ろうとしていて、そして私と真剣に向き合おうとしていた。

 

そういうことをいうから、もうおっさんだから私のことはいい。

いい女を奴隷にしているだけでいいのだと言った。

私は男だ。

それなりにいろいろあって、離婚して、今お前の体が私のものだというだけでいい。

私はぶれない(というのはうそで、悩んだりいろいろあるけれど)から大丈夫だ。

自分で自分のことをちゃんと考えろ。。。

社会的なしあわせと、スピリットのことと、社会になにができるのかとか、仕事とか、食っていかなきゃいけないこととか、ほんとうにやりたいこととか、社交辞令のうわべの中でもそれなりにやっていかなければならないこととか、いろいろなことを、ゆっくり感じ、考えればいい。

 

縦の筋をなぞる。

ひっひっと腹が波打つ。

週末だけ、私の奴隷として自分になった。

 

私を心配するから、「俺は男だ。お前の考えるよりいろいろあった。馬鹿にするな」。

内腿の柔らかさが好きだった。

筋が立つのがかわいかった。

ずっと奴隷でいたいと筆を受けながら泣いた。

 

経験として奴隷の時間がある。

どこかでちゃんとしなければならないし、バランスをとりながら生きていかなくちゃいけない。

私についてくるなら、年が違うなら、いつかひとりぼっちになる。

それはできない。

運命の相手が現れたら、剃毛もしないし、部屋での首輪も股縄も自慰の管理もしないから、ちゃんとしなければならない。

それを言うと泣くから言わないけれど、なんとなくはわかっていた。

だから喘ぎのどこかに哀愁があったのだ。

 

お仕置きのポーズ

 

鼠径部を執拗に責めていると、肌が粟立ち、跳ねた。

ああ ごめんなさいと首を振った。

私の許可がなくいくことは赦していない。

我慢できなかったのか?。。。

こくんと小さな子供のように頷き、ごめんなさいと嘆いた。

 

しつけなおすと宣言する。

余韻があるから、それに呼応するように女に指を入れて追い上げた。

かせが外れたように、されるがままに嘆いて喘いだ。

追い上げ、落とし、お仕置きのポーズを命令した。

 

ああ と長く尾を引いた声が哀しい。

それでも、はい ご主人様と、うつ伏せになった。

膝を立て足を開いた。

鞭を受けるために、いつものように背骨を反らせて尻を持ち上げながら、鞭はいやあと私を見た。

 

叩くと、肉が優しく揺れる。

六条鞭。

鞭の先をアナルからアリ、女をなぞり、打つ。

体がのけぞる。

数を数えさせる。

右を打つとき、ごめんなさいと言わせた。

左を叩くときは、もうしません。

遠くで電車の音が聞こえた。

いつもこの音をひとりで聞いているのかと思うと泣きたくなった。

いじめられる姿がさまになるのがM女性だ。

はかない。

 

鞭の音だけが部屋に響いた。

ご主人様 ご主人様と私を呼び続けていた。

 

鞭のあとの飴

 

首輪が好きだったから、縄をほどいてリードで繋いだ。

拘束されていた体が自由になるとき、ふと不安な表情をする。

それでもひとりじゃないし、首輪で繋がれる自分だから安らいだようにする。

 

ベッドに仰向いた私にはべるように、そっと隣にいた。

私の片足を大腿ではさみ、腕枕の頭を胸にあててじっとしていた。

女を私の足にあてて、濡れているのを示すのは奴隷として教えたからだ。

かわいらしくすりつけてきて、すねるようにするのは、赦されたからだ。

服を着た自分と、生まれたままの自分。

きょとんとした安らいだ表情に、ふだんの無理をして頑張っていることがわかった。

仕方ないことかもしれないけれど、そこをほぐせればいいなと思った。

自分らしくなり、まず自分を癒やし、それから他者を赦せる自分になれる。

 

腕枕をして寄り添う奴隷がいることで私はしあわせだった。

街の音がかすかに聞こえた。

ひとりのときは辛いのに、そばに奴隷がいると、街の音は優しく聞こえた。

みんな一生懸命でもがきながら、間違いながら、青い鳥をさがしているのだ。

 

辛い人を今大変なのだから、その人は自分らしくないだけで、ほんとうは違うのだと、宇宙は輝いていて、おたがいさまで成り立っているのだろうと話した。

肌の温もりは気恥ずかしかった。

あまえてくる仕草に、孤独の夜を感じた。

闇の中でいつもひとりぼっちだったのだろう。

ひとりでご飯をたべているのだろう。

 

明日は休みだから新宿でも行ってみるか、というと、うれしそうに頷いた。

いつもひとりでいた新宿だった。

そんなことを話したかった。

 

股縄だぞというと、はい ご主人様としがみついてきた。

 

 

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