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公開調教日記

ご主人様のペットとして奴隷として SMと日常

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自由奔放な私に、どこまでも合わせようとした。

こんな私を主として委ね、管理され、支配され、飼われ、調教され、私の好みに変えられていくことを望んだ。

はかなく、けなげだった。

SMとはグロテスクなものではない。

静かできれいなものだ。

主従とはぎちぎちした関係性ではない。

せつなく、温かいものだ。

 

 

 

 

ペットとして

 

私の足下に、静かに正座した。

桜色の、名前を入れた首輪を(ペットの名前を首輪に入れてくれる、アマゾンで)はめる。

手の甲に髪が触れた。

目線があい、同時にそらしたのは瞬間のことだった。

だけど永遠のように感じた。

チェーンを繋ぐと、小さく吐息を漏らした。

 

四つん這いにさせる。

背骨をそらせて尻を突きださせる。

 

チェーンの音がして、主に繋がれ、支配されていることに昂ぶり、同時に安らいでくる。

六条鞭でひとつ尻を叩く。

ゆっくりと部屋の中を歩かせる。

鞭の音とチェーンのじゃりじゃりという音だけが部屋に響く。

 

左右に揺れる尻に鞭を使った。

背中が白い。

そしてはかない。

少し前まで、服を着て、さっそうと社会の中で、家庭の中で生きていた自分が、今、裸で首輪で繋がれ、犬のように四つん這いで鞭で叩かれる。

マゾという、ほんとうの自分に戻る、わずかな時間。

はかなく感じるのは、ふだん一生懸命生きているからだろう。

人から見たら何も悩みもなくしあわせに暮らしているとみられているけれど、ほんとうは微妙なバランスを、生きていくために必死にやっているのが、私にはわかった。

奴隷になり、マゾヒズムのあまさや被虐の悦びを知った。

それでも、自分のM性と真剣に向き合おうとしている。

冷静に自分をみつめようとして、もっと奥の膝を抱えて泣いている自分を見つけようとしている。

飼い主だから、そういうの、なんかわかる。

 

頭のいい、ちゃんと生きているバランスのとれた女だ。

一生懸命生きていて、誠実で、思いやりがある。

ただひとつ、Mの部分を抱え続けていた。

そういう小説を読んだり、妄想したり、憧れたり、諦めようとした。

さんざん逡巡し、苦悩し、勇気をだして、このサイトを見て、私の奴隷になった。

奴隷としてほんとうに真剣だった。

私に対しても、自分のM性にも、心にも必死に向き合おうとしていた。

そういうの、主だとなんかわかるから、そのことがけなげだった。

 

ベッドのふちに腰掛け、足下にお座りさせる。

前の日に買った犬を遊ばせる骨を模した糸で編んだものを、咥えさせる。

それを放る。

じゃらりとチェーンの音をさせて、四つん這いでとりにいく。

口に咥え、私の方を向いてちんちんする。

よしというと、私のところに這ってきて、主に褒められようとする。

 

何度も繰り返す。

それを咥えるとき尻が持ち上がるから、濡れているのがわかる。

足下でちんちんさせ、指で調べ、濡れていることを伝えるとごめんなさいと横を向いた。

 

奴隷として

 

縄を見せると、しつけた通りに従順に背中を向けて両手を組んだ。

自然に頭が落ちて、マゾの哀愁がある。

これから拘束され、意のままに扱われ、辱められ、陵辱され、かわいがられる。

期待と不安が、肩とか背中とかでわかる。

ネイルをした細い指がかすかに動いていた。

 

高手後手に厳しく縄で締めつける。

縄に抱きしめられていく。

 

縛られながら、ほんとうの自分に戻っていく。

ふつうに、静かに、なにげない日常のしあわせをしあわせと認識できる人間として、大人として生きている。

人に優しく、愛を忘れずに、みながしあわせであれと願っている。

さっそうと、つつましく、ふつうに暮らし振る舞う自分。

何不自由なく暮らしているように見えて、だけど。。。

抑えきれないマゾの性と向き合い、解放しようとする。

私に、縄に委ねようとする。

そうすることで、どう生きればいいのかと模索しているのだ。

自分のマゾヒズムと真剣に向き合おうとしているのだ。

 

縄を腰に一周させて、尻をあげなさいと言うと、股縄されることを知り、あぁ‥と目を閉じた。

 

横座りにさせ、ただじっと見ていた。

バイブもローターも電マも、鞭も使わなかった。

言葉で責めることも、筆でねっとり焦らすこともしなかった。

 

縛られている自分。

縄酔いしている自分が、主にはどう写っているのだろうと思うから俯く。

体が縄に反応し、じりじりと締めつけてくる。

感じて、小さく喘ぐのをただ見られる。

虐められず、かわいがられず、私の視線にさらされ続ける。

 

やるせなく、あまずっぱく、心細い。

疼いた体をこれから弄ばれる。

飼い主に自分を捧げるしかないとき、心の奥の方のどこかが安らいでくる。

自然に頭を垂らすと、髪が顔を隠す。

せつなく、それでいて妖艶だ。

 

日常に戻るとき

 

帰りの電車を待っているのを見つけた。

うつむき加減で、ひとりで立っていた。

隣のカップルがはしゃいでいて、邪魔しないようにと少し距離をとった。

 

名前を呼ぶと、驚いたように私を見た。

ごとんごとんと電車が入ってきて、なにか言ったけど聞こえなかった。

いけと、手で合図して、電車に乗った。

 

私を見つけてくださって、というメールがきた。

メールを返した。

おまえを必要としている人たちのところに戻りなさい。

 

電車は見えなくなって、ホームだけをしばらく見ていた。

風は潮の香りがした。

 

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