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公開調教日記

SM公開調教日記 サブミッシブ マゾヒズム 心に秘めた思い

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自分のM性が抑えられない。

ふつうのセックスでは満足できない自分はおかしいのではないか。

美雨は悩んでいた。

奴隷になってみたい、だけど怖いし、踏み込めない。

だから一度だけ、調教してもらえませんか? というメールだった。

真剣で、礼儀のある内容だった。

美雨の、何度目かの調教のこと。。。

 

心の奥のマゾヒズム

 

さんざん悩み、苦しみ、どうしていいのか自分ではわからないのだ。

一生懸命、悩み、思い、考え、本を読んだり、眠れない夜を重ねたのだろう。

自分では、どうしようもできなくなり、勇気をふりしぼって、きた。

 

縄、首輪、鞭などSMは経験しないと、頭だけで妄想していたってわからない。

 

はじめて縄で縛られる

 

縛った。

泣きそうになりながら、私の前で必死に服を脱いでいった。

きれいな体だ、とか、肩が優しげだ、とか、腰のくびれを褒めた。

 

べっどの上で正座で両手を背中で交差させた。

縄を受ける姿勢だ。

俯くその様ほど、Sとしてそそれれるものはない。

哀愁があり、はかなく、健気で、艶めいている。

これからされることを想像しながら、静かに縄を受けていく。

 

縄に抱きしめられていく。

 

縄は、きつすぎても緩くてもいけない。

体を、厳しく拘束されるという感覚をさせるために、ある程度きっちり縛る必要がある。

 

生まれて初めて縄を受ける。

体の自由を拘束されながら、さまざまに心が揺れただろう。

 

なにもしないで、そのままにしていた。

背中にかかる髪がかすかに揺れていた。

哀しかった。

 

縄責め 縄酔い

 

縄は、それだけで責めになる。

バイブやローターや、鞭を使うと、それに体が弄ばれるから気づかない。

縛ったまま何もしないと、縄の刺激がじわじわ、肌を責めるようになる。

縛られている自分と向き合うとき、もどかしく、せつない。

少しずつ、体が熱くなる。

子宮が疼いてくる。

 

それでも自分ではなにもできないことを、縄の感触に改めて思い知る。

体の自由を奪われた無力な自分が、愛しく思えてくる。

何か言葉をかけてほしい。

刺激がほしい。

いじめてほしい。

マゾとして、そういう思いが心の奥から滲みでてくる。

それから、反対に、このままでいたいともどこかで思う。

そうして心の逡巡と同時に、体は燃えてきて、それでもなにもできないし、してもらえない。

 

縄があたる肌の部分に意識が向いて、敏感になる。

もっときつく縛められたいと思ったり、自由になりたいと感じたりする。

マゾとして、縛られ、放置されるだけで昂ぶらされる。

それがSMの縛りで、縄酔いだ。

縄に、酔ってくる。

 

体への責めと心の解放

 

まだ調教に慣れていないから、俯けにベッドに寝かせて、背中を筆でなぞった。

白桃のような尻をなで、尻のはざまを上下させた。

縛られた手を閉じたり開いたりしていた。

 

「自分から前を向くまで、こうしている。覚悟ができたら前を向きなさい」

はじめてだから、心の準備のために時間をとった。

そっと、手のひらで背中や肩や腿の裏側をなでた。

肌の温かさが手に伝わる。

その温かさに、これまでの逡巡を感じた。

 

普通のセックスでは満足できない自分を、夜、ひとりぼっちで責めていたのだろう。

調教される自分、奴隷の自分を想像して、それでも怖くて不安で、悩んだのだろう。

闇とひとりで向き合う、眠れない夜を何度も過ごしたのだろう。。。

 

「ゆっくり、仰向けになってごらん」

頭を撫でた。

「きれいな体をみせてごらん」

耳をさすった。

「解放しなさい」

気合いを入れるように尻を叩くと、ひっと鳴いた。

肩を震わせ、なんどもためらい、ゆっくり仰向けになった。

 

振りきったような、あきらめたような表情がMらしくて。

 

きつく目を閉じていた。

キメの細やかなきれいな肌だ。

 

閉じている足や、女の膨らみ、胸、お腹をそっと撫でた。

指の腹で女の筋をなぞった。

乳首を柔らかくねぶった。

体の昂ぶりが伝わってくる。

 

手を止めて、なにもしない。

放置。。。

 

そのままでいると、もどかしさに小さく喘いだ。

筆で、鼠径部をそっとなぞる。

「ほしいか?」

こくこく頷いた。

「足を開いてごらん」

内腿を強くこすり合わせるだけで、できない。

何度もチャレンジしようとしているのが、健気だ。

 

「自分から足を開くまで、このままだ」

 

開くまでの時間、逡巡する様を私はじっと見ていた。

表情の変化、体の反応、仕草。

ひとつひとつがMらしい。

 

人の字の形にようやく開く。

「よし。素直ないい子だ」

 

豆を筆でなぞると、筆が濡れた。

縦の筋をゆっくり上下させながら、私は感じたまま、思っているままを話した。

 

あなたは自分を偽ろうとしている。

人と違うから、恥ずかしいから、みっともないからと自分に嘘をついてきた。

ちゃんとしなければとか、人から見ていい人間でいなくちゃいけないと、自分に枠を作り、そこに押し込めて、そうできないとき、自分を責めていた。

 

「違うか?」

豆をなぞりながら聞く。

「そうです。ああ…」

 

自分を殻に押し込めていた。

自分で自分の創造性や明るさや、優しいところ、人を思いやる気持ちにまでギヤをかけていた。

 

鼠径部に筆を這わす。

後手に縛った体がもぞもぞ動いた。

 

今日、あなたはきた。

清水の舞台から飛び込むほどの勇気と、よりよくなりたい、輝きたい、こんな自分を変えたいと、勇気をふりしぼって、今日、俺に調教されにきた。

悩んで、悶々としている自分から脱皮しようとしている。

 

ぐすんぐすんと泣きだした。

足をMの形に開いてごらんと囁くと、そうした。

 

体験して、自分がどう感じるのか、Mなのか確かめるため、今の自分を超えるために、今、こうされている。

頑張っている自分だ。

成長しようとしている自分だ。

自分らしく、生き生きと、女として人として輝こうとしている自分だ。

とてもステキな女性だ。

 

縦の筋から、戸渡り、アナルに筆。

繰り返した。

 

いい表情だ、と褒めた。

喘ぎ方もかわいい。

「かわいい かわいい」

「せつないな せつない せつない。。。」

 

内腿をなぞり、鼠径部をなで、中心はよけて膝まで戻した。

足を閉じようとした。

「足はM字。いいというまで、見せていなさい。ちゃんとできたら、褒美をあげる。わかったか?」

はいと返事をして、姿勢を保とうとした。

「はい、ご主人様と言ってごらん」

復唱した。

 

膝ががくがくしていた。

目を閉じて、辛そうに横を向いていた。

安らいだ感じに少しなってきていた。

はかなげだった。

「せつないな。せつない、せつない」

話を続けた。

 

自分を開放しなさい。

いきなり誰かの奴隷になる必要は、ない。

相手は相手の嗜好やしたいことをしようとする。

思いやりのない場合もあるし、勘違いの相手もいる。

 

一度、縦の筋をさっと触れる。

ひいって喘いで、わかったか? と聞くとわかりましたと哭いた。

足を開かせたまま、しばらくそのままにした。

 

内腿の筋肉がひくひくして、女が別の生き物のように動いていた。

かわいいなって思った。

被虐を感じることができただろうか。

 

心も裸になりなさい

 

開かせたままで、思いを語らせた。

性奴隷という自分になってみたい。

所有され、管理されたい。

あまえたい、委ねたい。

だけど、自分の人生もあるし、どうしていいかわからない。

自分がどうなっているのかわからない。

 

素直だから、気持ちを覆うことをしないで正直な思いを話した。

 

縄をほどいた。

 

横向きで、弱々しく寝そべっていて、瞳は潤んでいた。

首輪をはめて、リードで繋いだ。

「四つん這いになってごらん」

お座りを教えて、「お座り!」とリードを引っ張ると、ベッドの上で従順にした。

かわいい かわいいと頭をなでると、瞳が和んだ。

六条鞭を見せると、ああ…と下を向いた。

 

お仕置きしてくださいとおねだりさせた。

「四つん這いでお尻をだしなさい」

はじめてだから、弱く尻を叩いた。

弱いから痛くないのに、ひぃっ あぅ と反応したのが、なんども調教されたM女のような佇まいだった。

 

六条鞭を下げて、女に弱くぶつけた。

尻を振ってごらんと命令して、素直だいい子だと褒めて、鞭を弱く使った。

 

「今日だけ私は飼い主になってやる、委ねてごらん」

「心も裸になりなさい」

「隠す必要はない。解放しなさい。そうしたら、きっと人生が輝いてくる」

 

鞭で打たれながら泣いていた。

 

肘をついて、尻を高く持ち上げさせた。

ああ… ああ… と嘆きながら従った。

もっと開きなさい。。。

所有者に捧げるように、尻を持ち上げなさい。。。

足をもっと開きなさい。。。

そのままの姿勢を崩さないと誓わせて、電マをあてた。

 

M性と向き合い奴隷の時間を持つことで人生は輝いてくる

 

むせび泣きながら、女が膨らんできた。

 

やるせないの喘ぎを聞きながら、開放の作法を教えた。

作法通りできるなら、許可をすると言った。

主の許可がないと、かってにいくことはできない。

はい、ご主人様、いかせてくださいとちゃんと言えた。

その時を飼い主に報告し、体を弛緩させた。

 

もしMであるなら、調教されることで輝ける。

あまえ、時間を共有し、委ね、飼われる時間を持つことで、長年わだかまっていた心の深い部分がほぐれてくる。

女としてきれいになり、人としてひとつ上にのぼる。

 

縛られるのは縄に抱きしめれることで、体を拘束されて心の平安を得る。

 

首輪で繋がれるとき、いろいろなものを癒している。

 

所有され、管理される自分だと思うとあまずっぱさがある。

被虐は、あまく、せつない。

SMって、きれいなもので、ステキなものだ。

 

その人は約束を守った。

けだるげに仰向けになって、足を広げた。

膝の裏を抱えて、大きく開いた。

もっとも恥ずかしい、そして最もきれいな瞬間を、私に見せた。

 

余韻を残した体はかすかに震えていた。

捧げるように、さしだされた女が少し動いた。

儚くて、健気で、そして女の温かさや優しさもあった。

 

暖かいタオルをあてると、うっとりとした。

「素直ないい子だ」と、頬を手の甲でさする。

指を口の前にだすと、素直に舐めた。

舐めながら、涙を流した。

 

中華街で飯を食った。

紹興酒に頬を紅くした。

おいしいおいしいって、一生懸命食べていた。

 

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