爛漫の春だった。
ずっと前から計画していたことだった。
和服でデート、そして調教。
和服の美雨と街を歩きたかった。
美雨が喜ぶのを見たかった。
浅草は、人が溢れていた。
サンプルが見られるよ
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和服の美雨
日本女性は、やっぱり和服が似合う。
私の感覚では、M女はなんかしっくりするし、静かな色気がある。
美雨は和服を着て、花見をしたいと前から言っていた。
浅草は、駅から寺まで人の列で川の流れのようだった。
思い思いの、カップルや家族がいた。
いろんな国の人がいた。
はしゃぐ学生服の女の子。
買い食いしながら、楽しそうな家族連れ。
手をつなぐ、カップル。
異国の人々。。。
みんな、小さなしあわせを一生懸命追いかけていた。
恋人なのかな、とか、新婚なのかな、とか、どこからきたのかな、などと感じながら人々とすれ違う。
俺たちも、どこにでもいるふつうのカップルに見えるだろう。
カップルだけど、主従だ。
和服の美雨は股縄をぎっちり締めている。
しあわせな人びとの中で、そのことは特別なことでもなんでもないような気がした。
変態とか、性癖とか、人と少し違うのかもしれないけれど、それは恥ずかしいことでもなんでもない。
それは個性だ。
俺も美雨も変態じゃない。
美雨を撮っていると、外人が美雨を撮影した。
ジャパニーズキモノと親指を立てた。
俺はウインクで返した。
美雨はいい女だろう、とこころの中でそいつに語りかけた。
いつも一生懸命で、純粋で、ほんとうにこころのきれいな女なんだぞ。
マゾでサブで、俺の奴隷なんだぞ、って。
そしてつけ加えた。
6月に式を挙げて、俺のカアちゃんになるんだぞ。
俺はもう独りぼっちじゃないんだぞって。
桜が散って、美雨の髪に舞い降りた。
屋台でたこ焼きを食った。
おみくじを引いた。
美雨と手をつないで、人ごみを歩いた。
涙がでそうだった。
和服のM女調教
ホテルを探した。
ふたりだけになると、なんだか照れくさくなったのはなぜだろう。
和服の美雨を高手後手に厳しく緊縛した。
ふたりとも無言だった。
いつものように股縄で、それが和服だとなんだか哀感があった。
ベッドに横たえて、しばらく見下ろしていた。
小動物のような目で俺を見上げていて、視線が合うと恥ずかし気に、そっとそらすのはいつもと同じだった。
和服と縄と鞭と道具たち
うつ伏せにして尻をあげさせて鞭を使う。
和服だと、被虐な感じが強くなる。
残酷ささえ感じた。
和服の、花見のデートに、少女のようにはしゃいでいた美雨を、かわいがりたくなった。
優しくしてやりたいと思った。
それでも鞭を使い続けた。
それはもう少し後でいい。。。
M字にさせて、道具で責めた。
ローターを入れて焦らした。
虫の羽音が部屋に小さく響いて、美雨の喘ぎと共鳴していた。
追い上げ、昂ぶらせては寸止めした。
なんども繰り返し、美雨は蠢き、解放の許可を求めて哀願した。
襦袢だけにして縛りなおした。
肌が泡立っていた。
私を見上げる瞳はマゾのそれだった。
さっきまでの楽しそうにはしゃいでいた美雨と、今の、調教される美雨が俺の中で交錯した。
いつも一生懸命生きている美雨。
俺のことをどこまでもどこまでも思ってくれている美雨。
純粋でひたむきな美雨。
おおらかに子育てしている美雨。
帰るとき、さみしそうな表情を隠そうとする美雨。
いろんな美雨がいる。
美雨は俺の腕の中で輝いた。
マゾヒズムを抱えて、悶々としていたという。
もう大丈夫だと、そっと、美雨に語りかけたい。
ずっといっしょだと。
着乱れて、縄が蛇のように巻きついていた。
神聖とさえ思えるほど、美雨は清楚だった。
責めても、被虐の悦びに震えても、凛としていた。
和服せいだろうか。
美雨のこころの中のエネルギーがそうだったからだろうか。
おそらく両方だろう。
俺の腕の中で跳ね、燃え、弛緩した。
腕枕で、ふたりとも黙っていた。
時間は永遠と思われた。
出会えたこと、いっしょにいること、それがずっと続くことに、俺は宇宙に感謝した。
和服のM女調教動画
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