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SMはもっとせつなく、きれいで、あまずっぱい

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いつものおばあちゃんの仕事に行った。

先日、ちょっと怪我をして、それが巡り巡って聞いていたらしい。

大丈夫か、大丈夫かと繰り返してくれた。

体に気をつけなきゃだめだ、無理しちゃだめだと、自分のことのように心配してくれて、涙が、でた。

 

 

 

ひとりでいることと、奴隷との時間の両立

 

優しい気持ちになれて、仕事が終わり、なんとなく誰かとその気持ちを共有したくなり、ひとりで酒を飲みに行った。

隣のおばちゃんがやたらうるさくて、自分のことばかり話す。

酒飲んでまで、人の聞き役はしたくない。

 

いつも仕事で聞き役をしているのだから。

そして、おばあちゃんたちの言葉は温かいから聞くことができる。

思いやり、感謝、人へのいたわりに溢れた言葉がどんどん飛びだす。

たまに、興に乗って入れ歯も飛び出すときもあるけれど。。。

 

だから、その店をでて、なんだかやるせなくなり、もう一軒行く。

だけどそこも同じだ。

ひとりになりたい、と強く思った。

発泡酒とピーナツを買って、夜の海に行った。

 

茅ヶ崎の海は凪いでいた。

浜昼顔が、夜は閉じていた。

寝っころがって、酒を飲む。

いろんなことを思う。

 

5月の風がいい。

潮の香りが、波の音が、優しい。

 

主従の関係って、確かにかけがえのない、委ね、相手を思いやる関係性だ。

だけど、あんまりくっつぎすぎると、お互い、よくない、多分だけど。

これは僕の感想だから、違うと思う人もいるだろう。

それはそれでいい。

人はそれぞれだから。

お互い、一定の距離を保ちつつの、主従の関係が、つまり大人の関係が、そのほうが続けられるような気がする。

委ねるのはいい。

癒すのはいい。

飼い主に、自分を捧げ、管理され、飼育され、ご主人様という存在が自分にいると思える。

だから頑張れる。

それはそうだ。

だけど、依存しずぎると、これは飼い主としての自分にも言えることだけど、お互いどこかで疲弊してしまうんじゃないかなあ、って感じた。

自分の人生をちゃんとしながら、その上でご主人様と奴隷として向き合う。

それぞれの立ち位置を理解しながら、それでもかけがえのない主従関係恋愛なら、ステキだなと、思う。

だから、ほんとは運命とか状況とかそんなの関係ないのではないか。

いっしょにいたいとか、会いたいとか、もっと単純な、正直な感性でいいんじゃないかと、思う。

 

そして、ひとりの時間も大切にしたいし、人生と向き合うこと、いろいろなことを考え感じる時間も、ひとりでいて、必要だ。

だけど、やっぱりさみしい。。。

そんなときだけでも、誰かいたらいい。

人ってわがままな生き物だなあ。。。

 

風が草を動かした。

草は風にそよいだ。

それが頬にあたり、こそばゆい。

 

月の光が水面に映り、こっちにまっすぐ伸びていた。

まあるくじゃなくて、ガキの頃ばあちゃんが切ってくれたスイカみたいだった。

月はどうして、こんなにはかなげで、情を感じさせるのだろう。

なんか、奥にしまい込んでいる気持ちが引きだされる。

太陽は元気をくれるけど、月は、勇気をくれる。

ひとりの時間も、お互いの人生も大切にしないとだめだ。

その上で向き合う時、きっと、もっと、深くなる。

 

距離感はありつつ、それでも深いつながりが主従関係だと、思う。

 

縛られること。

首輪で繋がれること。

体をさしだすこと。

尻を鞭で叩かれること。

恥ずかしいポーズを命令されること。

管理されること。

飼われるということ。

素直じゃないと、お仕置きされること、そのあとハグされてご褒美をもらえること。

人として、男と女として、お互いをほんとうのところまで見て、認め合うこと。

 

SMとはそういうもので、性欲だけじゃない。

一生懸命生きてく中で、わずかな時間、自分に戻る。

 

もんもんとしてるなら、踏みだしたらいい。

一生それを抱えるなら、ぐいっと自分のしあわせを自分で引き寄せたらいい。

やるべき時は、しあわせのために、チャレンジするのが人生だ。

 

 

海と、その上の月を見てると、なんて贅沢なんだろうと思った。

若いころ、アジアを放浪した時、ネイティブの人の詩を読んだことを思いだした。

”川には魚がいる 畑にはトウモロコシがある こんなに豊かじゃないか”

 

胸の下あたりがゆらりと動いた。

なんかいいなあって、戦争がなくなれば、食べ物がない人が地球からいなくなればいいなあ、みんなが少しずつでもよくなればいいな、って。

 

おばあちゃんが、仕事が終わって帰るとき言ってくれた言葉を思いだした。

人助けだと思って頑張りなさい。

徳を積んでいるんだよ。

 

外まで送ってきてくれて、そう言ってくれた。

小さな体で、一生懸命手を振っている姿がバックミラーに映っていた。

 

月が滲んだ。

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