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SMの思いやり パートナーへのいたわり

投稿日:2016年11月17日 更新日:

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いつも頼んでくれているおばあちゃんのお宅の仕事に行った。

私は湘南の大工のおっさんだ。

 

おばあちゃんの入れ歯

 

10年来、いつも頼んでくれているお客さん。

最近、耳が遠くなってきた。

だから大きな声で話す。

しかも、入れ歯を作り直しているということで入れていないから、ふがふがしていて聞きとれない。

 

だから会話にはならなかった。

 

「ご飯、たべましたか?」

「パンは食べないんだよ」

 

「寒いから、家に入ってないと風邪ひきますよ!」

「これから食べるんだよ」

 

 

それでも、ほっこりした。

 

この人は、背中が丸いけど、しわくちゃだけど、おだやかで、優しくて、温かい。

 

ひいさなひことでこめんね

「小さな仕事でごめんね」といっていた。

はりかたひ はりかたい

「ありがたい ありがたい」

と繰り返す。

 

ありがたいのはこっちだ。

お仕事をさせていただいた上に喜んでくださる。

 

早く入れ歯ができてきたらいいなあ。

 

休みなさいとお茶をだしてくれて、一服する。

おばあちゃんの入れてくれるお茶。

うまいったらない。

体もこころもあったまる^^

 

だしてくれた煎餅をがりりとかじる。

おばあちゃんは入れ歯がまだできてこないから、煎餅をお茶につけて、ふにゃふにゃにして食べた。

 

この人は日本の女性なんだと思った。

思いやり、温かさ。

 

しわくちゃの顔を見ながら、どんな人生を生きてきたのかなあと思う。

戦争の時代、食べ物がない時代を生き抜いてきたのだろう。

 

いつも明るいこの人は、いつか苦労話を聞かせてくれるだろうか。

その時は、背筋を伸ばして、目をまっすぐに見て聞いてみたいと思った。

 

相手へのいたわり

 

主従の関係も、お互いを思いやること、いたわることがプレイだとかよりいちばん大事なことだろう。

 

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SMはぼくにとっても非日常だ。

僕もほんとの自分、さみしがりで弱いだめな自分として、愛奴に向き合う。

相手は、それをなんとなく察してくれて、瞳の奥が深くなる。

その一瞬が僕は好きだ。

 

老婆心

 

仕事が忙しくて、ちょっと失敗しちゃったときのこと。

お客さんのお隣のお宅の物置の天井に道具を飛ばして、小さな穴をあけてしまった。

チャイムを鳴らして、事情を話して謝った。

 

いいよ、と、隣にいつもきているの知ってるよって、今度うちもお願いねって。

温かい気持ちになって、感謝して、仕事をしているとおばあちゃんがお茶にしなさい。。。

縁側に座って煎餅をかじる。

固い煎餅だ。

おばあちゃんはお茶につけてふにゃふにゃにして食べている。

 

思いだした。

去年、私がおいしいと言った煎餅だ。

きっと、わざわざ買いに行ってくれたのだ。

 

相手のことをまず考える、思いやる。

この人は日本人なのだ。

胸のあたりに小さな灯りがともる。

 

もう20年近い付き合いのこの人は、旦那さんが亡くなっても、腰が痛くても、ひとりでもいつも明るい。

そして笑い上戸だ。

しわくちゃの顔をさらにくしゃくしゃにしてころころ笑う。

だから私は笑わした。

 

その時は床のぶかぶかを直していた。

「直るかねえ」とおばあちゃん。

「神様に聞いてみてください」

ころころと笑いだす。

「あんまり笑うと入れ歯落としますよ」

お腹を抱えている。

もっと笑えばいい。

「また血圧上がりますよ」

床を叩いて笑い転げている。

もっと。

「背中さすりましょうか」

ひいひい言っている。

もっと笑えばいい。

いつも一人で暮らしているのだから。

泣きたいことも多いのだろうから。

 

「心臓止まらないようにお願いしますね」

僕の肩ををぱんぱん叩く。

 

少しして落ち着いて、いろんな話を聞かせてくれた。

おばあちゃんは、悪い言葉を使わない。

ありがたい、ありがたいと言い暮らしている。

仕事を頼んでくれるときも、小さな仕事でごめんね、と繰り返す。

仕事は忙しいのか、体は大丈夫かと聞いてくれる。

 

温かいこころのこの人を僕は大好きだ。

くしゃくしゃの笑顔のこの人は、いつか苦労話も聞かせてくれるだろうか。

そのときは、背すじを伸ばして目をまっすぐに見て聞いてみたい。

 

老婆心という言葉がある。

自利利他とか、徳とか、お互いさまとかおかげさまとかありがとうとか、日本語ってすてきだなって思った。

 

笑っていると、隣の人がまんじゅうをもってきてくれた。

笑いながら食っているうちに、こころがほぐれるのを感じた。

 

忙しさとか、せちがらさに流されていた自分が恥ずかしかった。

この人たちは、説教がましいことも難しい理屈も何も言わない。

仕事を頼んでくださり、ありがとうと仕事をさせていただくだけだ。

だけど、なぜこんなに温かい気持ちになれるのか。

 

悩んでいたことが少ししぼんで、小さな自分が恥ずかしかった。

長く生きてるのはだてじゃない。

 

すごいなあって感動して、少しでも近づけたらいいなって思った。

 

最近、自分を責めてばかりだったとふと感じた。

自分なりにいつも一生懸命ではあると気づいた時、自分がもう少し好きになれそうな気がした。

 

奇跡のコース

 

以前、辛いとか、悩んでいる女性からメールが少しきた。

自分なりに答えたつもりだけれど、それは、自分の成長のために悩みや苦しみがある。

ハイヤーセルフは全部しっていて、乗り越えられない試練は与えない。

「奇跡のコース」という本がある。

3部作で、ワークブックがいい。

私は毎朝(二日酔いしていないとき)、10分くらい時間を使って読んでいる。

分厚い本だけれど、愛について書いてある。

辛いなら読んでみたらいい。

 

自分ではどうしていいかわからないときもある。

一生懸命やってもやってもうまくいかないときもある。

大きなものに委ねると、意外な答えが見つかるときもある。

 

昨日見えなかったスーパームーンの月がでかい。

 

おばあちゃんは、ぬか漬けをお土産に持たせてくれた。

帰るとき、ありがとうと手を握ってくれた。

おばあちゃんの手は、小さいけれど温かかった。

働き続けてきたしわしわの手だった。

 

みんながんばれ^^

 

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